なぞの黒ん坊人形(なぞのくろんぼうにんぎょう)
  初出誌
1963年(昭和38年) 中学一年コース3月号
 作品関連
  雑誌 1963年 中学一年コース3月号 学習研究社
  書籍 2013年 仁木悦子少年少女小説コレクション2 論創社
 事件の舞台
   新宿区弁天町・・・花村の研究室
   世田谷区弦巻町・・・那智宅、つるまき食堂
   東京駅・・・那智が進・由美子を迎えに行く
   渋谷・・・那智・進・由美子が見物に行く
   東京タワー・・・那智・進・由美子が見物に行く
   銀座・・・那智・進・由美子が見物に行く
   上野・・・那智・進・由美子が見物に行く
   新宿・・・那智・進・由美子が見物に行く
   新宿区鶴巻町・・・つるまき食堂
   大阪・・・松崎宅
 あらすじ
 大阪から上京した松崎兄妹は父の親友・那智の世話になった後、同じく父の親友・花村博士の研究室を訪ねたが、二人は室内で博士の死体を発見した。付近の聞き込みによると花村はここ最近誰かと言い争いをすることが多かったようで、さらに調べを進めるとどうやらその相手が那智だということがわかった。そこで那智のことを怪しむ進と由美子は、事件の謎を解明しようと動き出した。
 登場人物
松崎  進 大阪に住む中学1年生。
松崎由美子 進の妹。小学5年生。
松崎 進・由美子の父。無線通信技師。40歳代。
花村 信行 松崎の親友。工学博士。数年前に妻を亡くし独り身。進・由美子と仲がいい。
那智 松崎の親友。由美子は良く思っていない。
店員 世田谷区弦巻町にある「つるまき食堂」の店員。
沢井 警視庁捜査一課警部。
警官 沢井の部下。若い警官。
おまわりさん 町をパトロールする警官。