おり        こお     きさらぎ      ・ 
折から凍る二月の
  初出誌
1986年(昭和61年) 小説現代4月号
 作品関連
  雑誌 1986年 小説現代4月号 講談社
  書籍 1987年 聖い夜の中で 立風書房
  書籍 1987年 推理小説代表作選集 1987年版推理小説年鑑 講談社
  書籍 1991年 聖い夜の中で 光文社文庫
  書籍 1992年 二転・三転・大逆転 講談社文庫
  書籍 2006年 聖い夜の中で 新装版 光文社文庫
 事件の舞台
   千歳船橋(小田急沿線S区F町)・・・風見浩宅、アカシアマンション、飲み屋「稲」、石上宅
                         カラオケバー「戦友」、半年ほど前におきた殺人事件現場
   経堂(または祖師ヶ谷大蔵)・・・百合枝が住むアパート
   下北沢・・・綾子たちが通う切り絵教室
 あらすじ
 近所のマンションで女性が殺される事件がおき、風見綾子は孫の香織から切り絵仲間の水原百合枝がピンクのコートを着て急いで出ていく話を聞いた。気になった綾子は百合枝のアパートへ行くと、彼女はマンションに住む従妹・辻まり子を訪ねていったが、部屋ではすでに息が絶えていたので慌てて逃げてしまったというのだ。そこで二人は警察の現場検証を終えたまり子の部屋へ行くのだが、室内には見慣れない昭和史や戦争の本が置いてあり、まり子が使っていたルージュで「廟行鎮」という文字に丸が書かれているのを見つける。
 登場人物
風見 綾子 風見家のおばあちゃん。57歳。切り絵が趣味、孫と遊ぶことが愉しみ。
風見  浩 綾子の長男。ゴルフ好き。
風見ますみ 浩の妻。33歳。
風見 紗織 浩の長女。7歳。小学2年生。
風見 香織 浩の次女。5歳。
風見  喬 綾子の三男。東都新報社静岡支局勤務。
水原百合枝 Tデパートの店員。30歳代半ばで独身。綾子の切り絵仲間。
辻 まり子 百合枝の従妹。飲み屋「稲」の店員。「アカシアマンション」に住む。
石上ハツノ 風見家の近所の主婦。脳梗塞を患い寝たきり。
石上 ハツノの夫。綾子がボランティアで週に2回料理を作りに通う。
岡吉平太郎 石上の友人。64歳。あだ名は「廟行鎮」。
深井 貞三 無職。67歳。元・軍曹で平太郎の上官。
ママ カラオケバー「戦友」のママ。40歳くらい。
田中 綾子の切り絵仲間。
弓本 東都新報社社会部記者。喬の先輩。
木村 正也 牛乳販売店店員。22歳。
先生 切り絵教室の講師。白髪の老婦人。
管理人 「アカシアマンション」の管理人。
まもる 香織の友だち。
理代 香織の友だち。