しろ       へや  
白い部屋
  初出誌
1980年(昭和55年) 小説宝石5月号
 作品関連
  雑誌 1980年 小説宝石5月号 光文社
  書籍 1981年 赤い猫 立風書房
  書籍 1984年 赤い猫 講談社文庫
  書籍 1984年 赤い猫 新装版 立風書房
  書籍 1989年 赤い猫(下) 埼玉福祉会
  書籍 2005年 探偵三影潤全集 白の巻 出版芸術社
 事件の舞台
   碑文谷・・・三影が入院する救急病院、瀬上志免吉宅、アパート「えのき荘」
   中野・・・悠子が住むアパート
   秩父・・・第2の殺害現場
   鎌倉・・・牟礼家が所有する土地
   福島・・・白井の郷里
   静岡・・・沼中の実家
 あらすじ
 銃で撃たれ入院していた三影潤は経過も順調で、4人部屋の病室に移動していた。病室には男性患者たちが過ごしていたが、その中の一人・石岡が昨年の秋、竪木神社の秋祭りの日に病院近くでおきた未解決の殺人事件のことを話しだした。すると暇を持て余している入院患者たちは、同室の患者・桃井の弟・晴司に周辺情報を集めてもらいながら、患者たちは事件を解決しようとする。情報によると志免吉は孫娘・菅悠子の婿相手を探していたようで、育ちの良い資産家の息子たちと付き合いを増やそうとしていた。すると、同室の患者・神保の息子・得也が、悠子と恋中だと告白し始めた。
 登場人物
三影  潤 「桐影秘密探偵社」の刑事担当調査員。銃で撃たれ入院中。
神保 三影と同室の入院患者。既製服メーカーの夜警。60歳半ば。
桃井 三影と同室の入院患者。サラリーマン。30歳代。
石岡 三影と同室の入院患者。運送会社のトラックの運転手。24~5歳。
桃井 晴司 桃井の弟。
瀬上志免吉 碑文谷1丁目で一人暮らしをする裕福な老人。76歳。
菅  悠子 志免吉の孫娘。23~4歳。
中江 とみ 瀬上家の家政婦。60歳代。
白井 瀬上家の近くにあるアパート「えのき荘」の住人。石岡の友人。城西大の学生。
山内 「えのき荘」の住人。北陸の県議の息子。
沼中 「えのき荘」の住人。静岡の開業医の長男。
牟礼 顕久 「えのき荘」の住人。父が元・子爵。P大学法学部の学生。
神保 得也 神保の長男。悠子の恋人。エンジニア。
笹塚 志免吉の友人。元・陸軍の軍人。
城間 志免吉の友人。他家の小間使いをしていた。
喜多沢道介 東京の下町の工場長を父に持つ青年。
中年男 石岡と桃井が退院後に入院してきた男。
看護婦 小柄で人気のある看護婦。
看護婦 眉間にけんのあるおっかない眼鏡をかけた看護婦。