うた
あかねを歌う
  初出誌
1979年(昭和54年) 小説推理11月号
 作品関連
  雑誌 1979年 小説新潮11月号 双葉社
  書籍 1980年 銅の魚 双葉社
  書籍 1984年 銅の魚 角川文庫
 事件の舞台
   下高井戸・・・出水あかね宅
   鬼怒川温泉・・・あかねが社員旅行で行ったホテル
   等々力・・・若森玲司宅
   両国・・・「茂原縫製」の工場、八重子が暮らしていた「茂原縫製」の社員寮
   渋谷・・・八重子が両国へ行く前に暮らしていたアパート
   中目黒・・・秋彦の母が一人暮らしをする家
   神田・・・高戸秘密調査探偵社
   新宿・・・京介とあかねが待ち合わせた喫茶店、利江子が勤める「丸菱デパート」
   三鷹・・・紫水書道塾
   武蔵野市八幡町・・・セキハラ文具店
   池袋・・・彰一が強盗に入った宝石店
   市ヶ谷・・・書道の材料を販売する「雀枝堂」
 あらすじ
 出水あかねが社員旅行で鬼怒川に行っている間、出水家に強盗が入り、あかねの母・八重子が首を絞められ殺されてしまった。傷心のあかねは帰宅後、母の葬儀を無事に終えるが、隣人の主婦・元山伸子から葬儀の様子をじっと見つめる一人の男の存在を知らされる。また彼女は、八重子がその存在を喜んでいたという伯父・若森玲司から渡された古いノートも無くなっていることも気づいた。そこで母の死の謎を解くため、あかねは以前暮らしていた両国に向かうのだが…。
 登場人物
出水あかね オリオン時計KK営業課のOL。22歳。母と二人暮らし。
出水八重子 あかねの母。書道塾の講師。
出水 秋彦 あかねの亡父。あかねが赤ん坊の時、轢き逃げに遭い死亡。
若森 玲司 あかねの伯父。八重子の兄。世田谷区等々力に住む。
若森 雪江 玲司の妻。
若森 国博 あかねの従叔父。八重子の従兄。42歳。家電メーカーの社員。秋彦の高校時代の同級生。
若森 幾代 国博の妻。
輪島 治男 八重子の書道の弟子。京王線沿線のクリーニングチェーンの経営者。
中橋利江子 治男の娘。吉祥寺に住むデパートのOL。
元山 出水家の隣人。50代の会社員。
元山 伸子 元山の妻。
茂原 「茂原縫製」の前社長。
茂原 せん 茂原の妻。
茂原 彰一 せんの弟。10年前に病死。
島野 八重子が「茂原縫製」に勤めていた頃の工場長。数年前に病死。
矢ノ瀬京介 「茂原縫製」の若い社員。
岡村 輪島宅の近くに住む商店会の集金人。
セキハラ 武蔵野市にある「セキハラ文具店」の奥さん。
増田 代田署刑事。