あんりょく      じだい 
暗緑の時代
  初出誌
1976年(昭和51年) 小説推理12月号
 作品関連
  雑誌 1976年 小説推理12月号 双葉社
  書籍 1978年 緋の記憶 立風書房
  書籍 1981年 緋の記憶 異装版 立風書房
  書籍 1983年 緋の記憶 講談社文庫
  書籍 1984年 緋の記憶 新装版 立風書房
  書籍 2005年 探偵三影潤全集 赤の巻 出版芸術社
 事件の舞台
   高田馬場・・・桐影秘密探偵社
   新宿・・・「河部公平遺作展」が行われていた画廊
   上野・・・独身時代の綾子が勤めていた喫茶店
   東京湾三浦半島近く・・・公平の遺体の発見現場
   渋谷・・・綾子が働く園井の画材店、綾子が住むアパート
   魚津・・・菊川藤八宅
   吉祥寺・・・園井治宅
   小金井・・・明鏡学園
 あらすじ
 ふと立ち寄った「河部公平遺作展」会場での絵画盗難未遂事件に居合わせた縁で、三影は公平の未亡人・河部綾子と知り合った。そして後日、綾子から正式に盗難未遂事件の犯人を調べてほしいと依頼があった。早速三影が調査をすすめると盗難されかかった絵「ある老人の肖像」は富山県の小さな町で描かれたこと、東京へ戻ってからの公平がノイローゼにかかっていたことなどがわかった。そこで三影は、絵のモデルとなった漁師・菊川藤八を訪ねるため富山に向かった。
 登場人物
三影  潤 「桐影秘密探偵社」刑事担当の調査員。
桐崎 秀哉 「桐影秘密探偵社」民事担当の調査員。
桐崎 桃子 「桐影秘密探偵社」秘書兼事務員兼会計係。旧姓・小田。
桐崎 祥子 秀哉の長女。2歳半。あだ名は「サッチイ」。
河部 公平 画家。昨年海で溺死。
河部 綾子 公平の妻。40歳ぐらい。画材店の店員。
河部麻美子 公平の長女。12~3歳。
里村 利正 公平の友人。「蒼水会」会員の洋画家。
園井  治 公平の友人。渋谷の画材店店主。
菊川 藤八 富山県魚津市に住む漁師。半年前に病死。「ある老人の肖像」のモデル。
菊川 覚三 藤八の長男。39歳。社会福祉法人「明鏡学園」園長。
覚三の妻。
彩華堂 魚津の隣町の時計屋。12年前に二人組の強盗に殺される。
松江勇二郎 覚三の中学時代の悪友。
老婆 藤川宅の近所に住む老婆。
志木 芳則 彩華堂強盗殺人事件で巻き添えを食って殺された青年。水産加工会社社員。
信代 芳則の姉。他家へ嫁いでいる。
岩井真佐子 芳則の婚約者。町の病院の看護婦。
家政婦 里村家の家政婦。
清谷 武一 警視庁捜査一課警部補。
永森 富山県警部長刑事。