ちい         や 
小さい矢
  初出誌
1975年(昭和50年) 別冊小説宝石6月号
 作品関連
  雑誌 1975年 別冊小説宝石6月号 光文社
  書籍 1976年 死を呼ぶ灯 立風書房
  書籍 1978年 夢魔の爪 角川文庫
  書籍 2002年 子供たちの探偵簿 夜の巻 出版芸術社
書籍 2018年 赤い猫 ミステリ短篇傑作選 ちくま文庫
 事件の舞台
   狛江・・・霞たちが暮らすK団地
   経堂・・・神塚夫人の別居先のマンション、美容室「ユーカリ」
   仙台・・・敬一郎の出張先
 あらすじ
 団地暮らしの小学5年生の西村霞は小学2年生の妹・若菜と一緒に普段から遊びに行っている向かいの棟の「車のおばちゃん」・天城房子の部屋を訪ねた。足が悪く車椅子生活のため外出できない彼女にとって彼女たちの来訪は楽しみの一つだった。そしていつものように3人が部屋で遊んでいると、上階から悲鳴と共に人が倒れる激しい音がしたので、急いで若菜が確認しに行くと部屋の中で会社重役の神塚の毒殺死体を発見した。手には小さい矢のようなものが握られていたため、死因は吹き矢の毒によるものだと鑑定された。
 登場人物
西村  霞 狛江市のK団地7号棟3階の住人。小学5年生。おさげ髪。
西村 若菜 K団地7号棟3階の住人。霞の妹。小学2年生。おかっぱ頭。
天城 房子 K団地8号棟2階の住人。26歳。霞・若菜と仲良し。
天城敬一郎 K団地8号棟2階の住人。房子の夫。会社員。出張中。
神塚 久忠 K団地8号棟3階の住人。39歳。「黒羽商事」輸出第2部長。
神塚夫人 久忠の妻。経堂のマンションで別居中。
西村父 K団地7号棟3階の住人。霞・若菜の父。
西村母 K団地7号棟3階の住人。霞・若菜の母。
高根 K団地8号棟4階の住人。テレビドラマのシナリオライター。
おばあさん K団地9号棟4階の住人。
若い夫婦 K団地9号棟3階の住人。
おじさん 新聞配達員。田中総理にそっくり。
マダム 美容室「ユーカリ」の女性経営者。
ミキ 「ユーカリ」の美容師。
おじいちゃん 西村父・母の仲人をした老人。
K署部長刑事。40歳代。