赤と白の賭け(あかとしろのかけ)
  初出誌
1971年(昭和46年) 別冊小説現代初夏号
 作品関連
  雑誌 1971年 別冊小説現代初夏号 講談社
  書籍 1973年 赤と白の賭け 講談社
  舞台 1976年 赤と白の賭け 劇団 麦
  書籍 1982年 赤と白の賭け 講談社文庫
  書籍 2011年 仁木悦子長編アラカルト 晴の巻 出版芸術社
 事件の舞台
   浜田山・・・尾垣裕司邸
   池袋・・・裕司やゆめ子たちコーラスグループの練習場所、ゆめ子が自殺した「丸新ストア」
   中野・・・丸木銀作宅
 あらすじ
 建設会社重役の尾垣裕司は、昔彼の父が経営していた会社の社員だった広坂善三郎から、自らの還暦祝いに招待された。彼の恩人にあたる父に代わり、会場となるホテルに到着した裕司は広坂にある部屋へ案内されたが、突然彼は扉の鍵を閉め裕司に対してある告白をする。
 登場人物
尾垣 裕司 永松建設KK庶務課長。
尾垣 紗織 裕司の妻。永松建設副社長の娘。
裕司の亡父。板金工場の社長。人情家。
裕司の亡母。
裕司の姉。他家へ嫁いでいる。
広坂善三郎 運送会社社長。60歳。昔、裕司の父の板金工場に勤務。
丸木ゆめ子 裕司が若い頃のコーラスグループ仲間。小さな会社のOL。
丸木 銀作 ゆめ子の父。ホテルの守衛。
岡野 良子 裕司が若い頃のコーラスグループ仲間。
松下 裕司が若い頃のコーラスグループ仲間。良子の恋人。高校の国語教師。