ゆうれい      つきよ
幽霊と月夜
  初出誌
1967年(昭和42年) 推理界9月号
 作品関連
  雑誌 1967年 推理界9月号 浪速書房
  書籍 1971年 講談社
  書籍 1978年 本格推理傑作集 双葉社
  書籍 1979年 講談社文庫
 事件の舞台
   千葉県の外房の村・・・小夜の別荘「松籟荘」
   田園調布・・・高堤小夜邸
   鎌倉・・・俊平が夏休み中アルバイトを予定していた新聞社の海の家
   千葉県の北部の町・・・忠七が以前暮らしていた町
 あらすじ
 大学生の森田俊平は、伯母で裕福な資産を持つ老婦人・高堤小夜から外房の別荘「松籟荘」の監視役を依頼された。「松籟荘」には彼女の資産を狙う従兄妹たちが遊びに来るのだが、別荘の管理人・竹井忠七から館内に女性の幽霊が出るという連絡が来ており、何か嫌なことがおこりそうだというのが原因らしい。そこで早速千葉へ向かった俊平だったが、そこで従姉の尾瀬登美枝が刺殺される事件がおきてしまう。
 登場人物
森田 俊平 気のいい大学生。
森田佐知枝 俊平の母。駄菓子屋を経営。清之助の三女。
井野内清之助 明治時代の実業家。故人。
井野内セツ 清之助の一番目の妻。夫にいじめられ自殺。
高堤 小夜 清之助とセツの長女。70歳過ぎ。医師の夫を亡くし20年が経つ。
井野内キサ 清之助の二番目の妻。セツの死後、妾だったキサが妻となる。
尾瀬満津枝 清之助とキサの長女。
尾瀬 栄吉 満津枝の長男。26歳。大学卒業後、定職に就いていない。
尾瀬登美枝 満津枝の長女。21歳。母親そっくりの冷たい目をしている。
井野内弘之助 清之助とキサの長男。実質は清之助の後継者。
井野内弘一郎 弘之助の長男。28歳。商社マン。社の重役の娘と縁談が進んでいる。
井野内聡二郎 弘之助の次男。23歳。私大経済学部の2年生。遊び好き。
井野内品子 弘之助の長女。20歳。短大卒業後、家事手伝い。
竹井 忠七 「松籟荘」の管理人。律儀な老人。
竹井 汐子 忠七の孫。小夜の家に下宿する短大生。
赤木みずほ 元・小夜の家の下宿人。銀行のOL。
近藤 小夜邸の家政婦。
若い男 「松籟荘」近くに住む漁師風の男。