一日先の男(いちにちさきのおとこ)
  初出誌
1964年(昭和39年) 別冊宝石126「世界女流作家傑作集」
 作品関連
  雑誌 1964年 別冊宝石126「世界女流作家傑作集」 宝石社
  書籍 1978年 凶運の手紙 角川文庫
  書籍 2020年 死の花の咲く家 昭和ミステリールネサンス 光文社文庫
 事件の舞台
   池袋・・・みねが電車に轢かれ死亡する事故がおきた池袋駅
 あらすじ
 役所に勤めるMは新年から日記をつけ始めようと決意し、大晦日の夜、日記を買いに文房具店に寄った。店は古ぼけて薄暗く、店主の小さなじいさんはMに一冊の大判の日記帳をすすめた。そして家に帰って日記帳を開くと、なぜか一月一日の欄に自分の筆跡で文章が書いてあった。何とそれは一日先のことが記され、それが実現するという不思議な日記帳だった。
 登場人物
役所の職員。31~2歳。
作家。
じいさん 文房具店店主。
K博士 医学博士。
白石 由美 化粧品会社のOL。Mが学生時代に下宿していた家の娘。
天野 Mの同僚。
大谷 Mの同僚。
中田 Mの同僚。
大山 みね リヤカーを引くくず屋の女。37歳。
大山 庸三 みねの夫。41歳。
大山より子 みねの長女。中学2年生。
若い男 文房具店の店員。