きん            しか
金ぴかの鹿
  初出誌
1961年(昭和36年) 別冊小説新潮10月号
 作品関連
  雑誌 1961年 別冊小説新潮10月号 新潮社
  書籍 1962年 宝石増刊「現代オール推理作家代表作集」 宝石社
  書籍 1976年 仁木悦子 自選傑作短編集 読売新聞社
  書籍 1978年 凶運の手紙 角川文庫
  書籍 1986年 石段の家 自選傑作集 ケイブンシャ文庫
 事件の舞台
   下町?・・・まゆみが拘束されていた廃工場「藤川紙器工業所」
 あらすじ
 小学1年生の津川ムツ子は母と二人で、関原家に間借りしていた。妻が長く入院している家主の関原房次郎と一人息子の則之にとっては女手があると何かと都合が良いのだ。そんなある日、ムツ子は裕福な家庭で暮らすクラスメイトの千賀まゆみが誘拐されたことを知った。しかし事件の話を詳しく聞いていくうちにムツ子は、身代金を要求する脅迫文を自分が書かされたのではないかと不安を抱いてしまう。
 登場人物
津川ムツ子 小学1年生。6歳。
津川 サヨ ムツ子の母。関原家に間借りをしている。
関原房次郎 工場主。外出がち。津川母子の家主。
房次郎の妻。病弱で療養所暮らし。
関原 則之 房次郎の長男。高校生。17歳。
川添 宗一 則之の悪友。元・鉄工場の少年工。現在は無職。
浩平 則之の悪友。
お時 則之の友人。
千賀まゆみ ムツ子のクラスメイト。羊羹の老舗「初音屋」の娘。
幸っちゃん ムツ子のクラスメイト。
広崎 ムツ子たち1年3組のクラス担任。
用務員 小学校の用務員のおじいさん。
警官 交番の警官。幸っちゃんの父。