猫は知っていた
大映
<上映公開日>
1958/05/07
<スタッフ>
監督:島  耕二
脚色:高岩  肇
製作:永田 秀雅
企画:米田  治
撮影:小原 譲治
音楽:大森盛太郎
美術:仲 美喜雄
録音:橋本 国雄
照明:久保田行一
<キャスト>
仁木 悦子:仁木多鶴子
仁木雄太郎:石井 竜一
箱崎 兼彦:花布 辰男
箱崎 敏枝:平井岐代子
箱崎 英一:八木沢 敏
箱崎 敬介:品川 隆二
箱崎 幸子:坂倉 春江
桑田 ちえ:浦辺 粂子
桑田 ユリ:金田一敦子
家永看護婦:大美 輝子
野田看護婦:苅田とよみ
人見看護婦:半谷 光子
平坂 勝也:高松 英郎
平坂 清子:穂高のり子
桐野 次郎:井上 信彦
桐野 夫人:村田扶実子
有賀 悠子:千早景以子
宮   内:花野 富夫
松   造:小杉 光史
吉   川:星 ひかる
女中 カヨ:本山 雅子
恒 春 堂:南方 伸夫
広田文具店:岡崎 夏子
かずさや:高村 栄一
事 務 員:中江 文男
峰岸 警部:北原 義郎
山田 刑事:藤山 浩一
石岡 刑事:守田  学
監 察 医:遠藤 哲平
<原作>
「猫は知っていた」

講談社
「猫は知っていた」に収録
 <あらすじ>
悦子(仁木多鶴子)と兄の雄太郎(石井竜一)は間借りをするために
箱崎医院へやってきた。
それは箱崎医院の院長、兼彦(花布辰男)の娘、幸子(坂倉春江)に
ピアノを教えることで、家賃が浮くからだ。
すると悦子の飼い猫チミがいなくなり、
悦子と幸子は院内を探し回ることになった。
その途中で納戸に閉じこめられていたちえ(浦辺粂子)を見つけるが、
ちえはみんなに黙っていてくれと言い残しその場を去っていった。
それ以来、チミ、ちえ、そして入院中の平坂(高松英郎)の姿が
見えなくなってしまう。
翌日、チミを探し回る悦子と幸子は、庭にある古い防空壕の中から、
ちえの死体とユリ(金田一敦子)がなくしていた小箱を発見する・・・。
 <感 想>
原作と極端に違うのは、チミの飼い主が悦子であることと、原作にない悦子の「美しさ」、そして悦子の「抜群な推理力」である。
「ヒヨドリジョウゴ」や「シキミ」など原作にも記述のある植物の名前がセリフに出てくるところは何となく嬉しい。
また、この作品のみどころは松竹の「八つ墓村」を思わせるような犯人との対決シーン。
防空壕に溜まる雨水なのに、何故湯気が立ったり、泡が吹いたりしているかなど、詳しく見なければ、スリルがあって面白い。
第一の事件発生時など、とてもミステリ映画とは思えないほのぼのとした音楽がかかるが、全体的には楽しめる作品。